血糖値の正常値とは

まずは、血糖値の正常値の数値を提示します。

  正常値
空腹時血糖値 70〜110mg/dl未満
食後血糖値 80〜140mg/dl未満
ヘモグロビンA1c 6.2%未満

単位について
mg/dl ⇒ ミリグラム パー デシリットル
※高いほど、血液の中に含まれる糖分が高い


ヘモグロビンA1c⇒ヘモグロビン・エイワンシー
※高ければ高いほど、赤血球のヘモグロビンに含まれる糖分が多い
※ヘモグロビン=赤血球のタンパク質
ヘモグロビン+ブドウ糖=グリコヘモグロビン
グリコヘモグロビンの中で糖尿病と密接に係るヘモグロビン=ヘモグロビンA1c

 

糖尿病ではないものの、日々の業務に掛かりきりで、健康にあまり気を使わない食習慣を送りつつも、「自分の身体、大丈夫かな? 糖尿病じゃないよな?」と思う方は多数いらっしゃるかと思います。

 

また、年に一度の定期健康診断で、血糖値の数値が出されても、
どこからが危険域か解らない方も多数いらっしゃるかと思います。

 

実際、血糖値の正常値とは何なのでしょうか?それで何が解ると言うのでしょうか?
その疑問にお答えしていければと思います。

 

血糖値の正常値とは何か?

最初に結論を申し上げますと、以下の値が血糖値の正常値とされています。

  • 空腹時血糖値の正常値 70〜110mg/dl未満であること
  • 食後血糖値の正常値 80〜140mg/dl未満であること
  • ヘモグロビンA1cの正常値 6.2%未満であること

一見して何の事か良く解らない単語や単位が出ておりますので、以下に解説させていただきます。

 

単位について mg/dlとは?

まず、単位についてですが、mg/dlというのは、ミリグラム パー デシリットルと読みます。

 

血糖値とは血液に含まれる糖(ブドウ糖)の量の事を指します。

 

血糖値100mg/dlであるとするならば、
血液1dl(=100ml)中に100mgの糖が含まれていることになります。

この値が高ければ高いほど、血液の中に含まれる糖分が高いとされ、
イコールで糖尿病の判断指標として使われます。

 

血糖値について

次に血糖値についてです。
血糖値自体は、食物(主に炭水化物系の糖質を含むもの)を体内に摂取する事で、糖分が取り込まれるため、
結果的に血液に糖分が含まれるようになり血糖値が上昇します。

 

そのため、空腹時と食後とでは血糖値が大きく変わります。
空腹時と食後の血糖値を分けているのはそのためになります。

 

尚、前述しましたが、空腹時と食後の正常値は以下になります。

  • 空腹時血糖値 70〜110mg/dl未満であること
  • 食後の血糖値 80〜140mg/dl未満であ

この正常値を越えてしまうと、糖尿病の疑いありとして、
ご自身の生活習慣や食生活を見直す必要があります。

 

ヘモグロビンA1cとは?

では最後、ヘモグロビンA1cについてです。
「ヘモグロビン・エイワンシー」と読みます。

 

ヘモグロビンとは赤血球のタンパク質のことを指します。
赤血球とは酸素を運び、二酸化炭素を排出させる役割を持ちます。

 

そのヘモグロビンとブドウ糖が結合したものが、グリコヘモグロビンと呼ばれるのですが、
このグリコヘモグロビンは何種類かあり、その中で、
糖尿病と深い関わりがあるグリコヘモグロビンが、ヘモグロビンA1cになります。

 

この値が高ければ高いほど、赤血球のヘモグロビンに含まれる糖分が多いとされます。

 

正常値は前述した通り、6.2%未満ですが、
7%を越えるとやはり、ご自身の生活習慣や食生活を見直す必要があります。

 

以上が「血糖値の正常値」とは何か?についての答えになります。

 

血糖値のまとめ

正常値
  • 空腹時血糖値の正常値 70〜110mg/dl未満であること
  • 食後血糖値の正常値 80〜140mg/dl未満であること
  • ヘモグロビンA1cの正常値 6.2%未満である
糖尿病の疑いありの判断
  • 空腹、食後の血糖値が上記を越える場合
  • ヘモグロビンA1cの値が上記を超える場合

糖尿病では無いものの、ご自身の健康が気になる方で知識が不足している方や、
定期健康診断の結果を貰っても、良く解らないままに流し読みしていた方は、
一度、今回お伝えした「血糖値の正常値」について、
見なおしてみては如何でしょうか。

血糖値とは何か?意識して守る自分の健康

CMや雑誌の広告やチラシでよく目にする血糖値とは何か、体の中でどんな働きをしているのか知っていますか?血液中のブドウ糖のことを血糖といいます。

 

つまり血液中にブドウ糖がどのくらいあるか濃度を表したものが血糖値なのです。食事によって体内に入った糖質は分解されるとエネルギー源となるブドウ糖になり小腸で吸収されます。その吸収されたぶどう糖を全身へ運ぶ時に血液が使われるため、血糖値は食事をすると変動するわけです。上昇した血糖値はすい臓から分泌されるインスリンによって下がり平常の状態に戻ります。

 

血糖値は高いと良くないと思われがちですが、低くても身体に変調をきたすので注意しなければなりません。高血糖のまま血糖値を下げられない状態になってしまうのが糖尿病です。2014年のデータで世界の有病者数は3億8670万人にも及ぶとされています。厚生労働省の調べでは50歳以降に割合が増えることが分かっています。様々な合併症を引き起こす厄介な病気ですので健康維持のためにも自分の血糖値を把握し、問題のある場合は早めに対処しましょう。

 

生活習慣を見直すことで血糖値はある程度改善できます。バランスの良い食事と適度な運動を心掛け、ストレスを溜めないようリラックスできる時間も作りましょう。


血糖値を下げる薬草「カキドオシ」

血糖値を下げる薬草として販売されているものはいくつかあります。春先に紫色の可愛らしい花を道ばたや土手などで見かけることがあるカキドオシも血糖値を下げる薬草の一つとして昔から民間療法で使われてきたものです。カキドオシはツルが垣根を通って広がる様子から名付けられました。

 

シソ科の多年草でカントリソウとも呼ばれていますが、生薬名は連銭草といいます。花の時期に根を除いた部分のみを刈り取って、風の通る日陰に干し乾燥させたものを使います。ヨーロッパでは古くから熱病の薬として使用されており、日本でも江戸時代には疳の虫などの特効薬として小児に用いられていたとの記録があります。

 

富山大学薬学部の吉崎研究グループが1968年に開催された日本生薬学会にて連銭草の血糖降下作用の強さについて発表し、血糖値対策にも期待ができることがわかりました。副作用を気にせずに飲み続けられると言われていますが、安全性を証明するデータは少ないようです。民間療法のみでなく、漢方薬としても利用されていて、利尿、消炎作用があることから胆石、腎結石、その他の治療にも使われています。そうした作用の影響が気になる場合は、薬局等で詳しく説明を受けてから購入した方が安心できると思います。

 

持病のある人も医師に相談して問題なく飲めることを確認してから購入することをお勧めします。また、飲用する場合は残留農薬も気になりますので原産地なども確かめてみましょう。


血糖値を上げるホルモン下げるホルモン

山などで遭難した人があまり食べ物を食べていない状態で数日後に発見され元気な姿で帰ってくるニュースを見ることがありますよね。条件にもよるのでしょうが、どうしてあまり衰弱していないのかと不思議に思いませんか?それは生命維持のために血糖値を上げるホルモンが働いて身体に蓄えてあるグリコーゲンや中性脂肪を使い活動できる状態を保てるからです。

 

血糖値を上げるホルモンにはグルカゴン、甲状腺ホルモン、アドレナリン、成長ホルモン、ステロイドホルモンなどがあります。反対に血糖値を下げるホルモンはインスリンのみしか存在しません。なぜ、下げるホルモンだけがこんなに少ないのでしょう。それは人間の歴史と関係があります。元々人間は獲物を捕獲できなければ食事を取れない環境にあり、その後も低たんぱく、低脂肪の食事を取る時代が続いてきました。つまり、飢餓との闘いが優れた血糖維持システムを作り、必要性のなかった下げるホルモンは一種類だけになったと考えられます。

 

今日、糖尿病患者が増え続けているのは飽食の時代を迎え、血糖値を下げる機能がうまく働かなくなったからなのです。糖尿病には病型がありインスリン療法を行わないと血糖値の上昇を抑えられない場合もあります。2型糖尿病の場合は生活習慣を見直すことが重要になり、コントロールがうまくいけばインスリンを投与しなくても済みます。まずは、食べ過ぎに注意しましょう。


自分のできる運動で血糖値を下げる

健康診断はきちんと受けているでしょうか?太っていないし、何も症状がないから受けなくても大丈夫と過信するのは危険です。検査結果を見て防げる病気はいろいろあります。増え続けている糖尿病やその予備軍になる可能性があるかどうかも、検査で血糖値を調べなければ自覚しにくいものの一つです。もしも血糖値が少し高めだった場合、気にせず放っておくのだけはやめましょう。

 

食事療法を勧められる程でなければ、まずは日々の生活の中で簡単にできる運動を始めると良いと思います。例えば、なるべく階段を使うようする、徒歩の場合は目的地まで遠回りして行く、特に予定のない日でも散歩に出かける、このようなことを意識するだけで一日の運動量は増えます。家の中ではテレビを見ている時などに軽い筋トレやストレッチもできるでしょう。できれば身体に良くないと思われる生活習慣も同時に改善していくことが理想です。そうした努力をしていても下がらなくなった時には医療機関で指導を受け、食生活の見直し等も必要になります。

 

運動もそれまで以上にきっちりとしていかなければ、なかなか改善できません。糖尿病の運動は血糖値を下げるインスリンの効き目を上げることが目的となり、全身を使うウォーキング、軽いジョギング、なわとび、水泳などの有酸素運動が良いとされています。その人の状態によって運動療法が向かない場合もあるので、必ず医師に相談してから始めましょう。